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東日本大震災から半年が過ぎ、人々の心は落ち着きを取り戻したかに見えますが、メンタル面では、まだまだ不安やストレスを感じている人が多いようです。
調査・研究機関の国際EAP研究センターが、働く人の震災後ストレス傾向を把握するために行った調査によると、震災ストレスを抱える人は全体の4割、うち1割はPTSD(心的外傷後ストレス障害)発症の可能性があることが分かりました。
精神的健康度調査によると、全体の40.4%が不健康な状態だという結果に。これは、通常の2倍以上不健康な人がいるということを示しているそうです。全体の4割という数字、少なくありませんよね。
一方、心的外傷ストレス症状調査によると、全体の9%にPTSDの高リスク傾向があることが明らかに。PTSD生涯有病率は1%前後、また、これまでの災害時のPTSD率は3.8%で、これらに比べるとPTSD発症の可能性がある人がかなり多いことが分かります。
さらに、今回の調査では、被災地だけなく首都圏など広い地域で、震災ストレスなど心理的影響を受けている人が多いことが分かったそうです。
今年は、首都圏を中心に節電によって働くスタイルが変わった人も多く、間接的にストレスを感じている人も少なくないのではないでしょうか。直接被災していない人の場合、ストレスが表面化することは少ないのかもしれませんが、疲れや不安をよく感じるという人は、休息を取ったり、しかるべきところに相談に行くなどしたほうがいいかもしれません。
(文=シナモン)
参照元:国際EAP研究センター(http://www.peacemind-ri.com/)
画像:flickr= ume-y(http://p.tl/rOvB)
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オリジナル記事: 震災ストレスを抱える人4割、うち1割はPTSDの可能性あり
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